谷下山窟より発信する現代瓦版


by 05594
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復刻ブログ

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ブログの引っ越しをしたいと思っている。因みにこのサイトは、「谷下文庫」から引っ越し第一号となる。

アマノタヂカラオノミコと、訓読みして下され。
天照大神が天の岩屋にお籠もりになった時の事でございます。その時の様子を、古事記上巻に次のように書かれています。本当にあったことかどうかは分かりません。またこの写真とも関係はありません。高山登氏が屋久島から帰ってきたばかりです。「屋久島白谷雲水峡の辻の岩屋で」


…まず天の香具山のよく茂った榊を根こそぎ掘り取ってきて、その上方の枝に多くの勾玉を長い緒に通した玉飾りをつけ、中ほどの枝に八咫鏡を掛け、下方の枝には楮(こうぞ)の白い幣と麻の青い幣をさげた。このさまざまな品は、布刀玉命(ふとたまのみこと)が神に献上する尊い幣として捧げ持ち、その捧げ持った榊の前で天児屋命が尊い祝詞をことほぎ申し上げた。
次に天手力男命が天の石屋戸の脇に隠れて立ち、そして天宇受売命(あめのうずめのみこと)は天の香具山の聖なる日陰蔓を襷にかけ、聖なる真拆蔓を髪飾りにして、天の香具山の笹の葉を採物に束ねて手に持ち、天の石屋戸の前に、桶を伏せて踏み鳴らし、神がかりして胸の乳を露出させ、裳の紐を陰部までおし垂らした。すると、高天原が鳴り響くほどに数多の神々がどっと笑った。
 これを聞いて天照大御神は不思議にお思いになり、天の石屋戸を細目にあけて、その内から、「私がここにこもっているので、天上界は自然に暗く、また下界の葦原中国もすべて暗いだろうと思うのに、どうして天宇受売は歌舞をし、また数多の神々笑うのだろうか」と仰せられた。そこで天宇受売が「あなたさまよりも立派な神がいらっしゃいますので、喜び笑って歌舞をしているのです」と申し上げた。こう申し上げている間に、天児屋命と布刀玉命が榊につけた八咫鏡を差し出して、天照大御神にお見せ申し上げると、天照大御神はいよいよ不思議にお思いになって、少しずつ戸から身をのり出して鏡に映ったお姿をのぞき見なさるその時、脇に隠れ立っていた天手力男神がそのお手を取って外へ引き出し申し上げた。そしてすぐに布刀玉命が注連縄を大御神の後に引き渡して、「これから内へはお戻りなさいますな」と申し上げた。こうして天照大御神が天の石屋戸からお出ましになったとき、高天原も葦原中国も自然と日が照り明るくなった。
(古事記 上代歌謡 日本古典文学全集1 小学館)より 


Last updated 2008.04.17 16:37:30
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by 05594 | 2008-05-31 21:48